語学

TOEFL

TOEFLとは?

TOEICは知っているけれど、TOEFLは知らないという人も多いと思います。
TOEFLはTOEIC同様、英語のコミュニケーションスキルを測るためのテストになりますが、その内容や活用する場が異なるようです。

TOEICはビジネスのシーンで必要なコミュニケーションを測るテストで、TOEFLは大学や大学院などの教育機関で活用される英語のコミュニケーション能力を測るテストだと考えると分かりやすいのではないでしょうか。
言い換えると、難易度の高いTOEFLより少し簡単なレベルのテストがTOEICであるともいえます。

具体的な違いは、TOEFLのほうがテストの内容が学術的であるという点です。
TOEICが日常的または広告など、会社社会で活用される内容が多く出題される傾向にあります。
これからTOEFLかTOECのどちらかを受けたいと考えている人は、この点を考慮して受けるテストを決めるとよいでしょう。

TOEFLのテスト内容と勉強方法

テストはリーディングとリスニング、スピーキング、ライティングの4つのセクションで構成されています。
リーディングは60分から80分のテスト時間の中で長文の読解を行い、リスニングは60分から90分の間に講義と会話、2種類の会話問題が出題された後、10分間の休憩です。
休憩後はスピーキングを20分、ライティング50分のテストが行われます。

TOIEC同様、TOEFLもテスト対策に適した問題集やテキストが多く販売されていますので、それらを活用しながら勉強を進めるのが一般的です。
そのほか、英会話教室や英語スクールなどでTOEFL対策コースを設けていますので、よりしっかり学びたいという人はスクールに通っています。

TOEFLが活用できる場

前述したように、TOEFLは学術的な問題が多く出題されるため、海外の大学などの教育機関に留学する時にTOEFLを基準として審査されることが多いです。
留学したいという人は、必ずといってよいほどTOEFLを意識しています。
では就職など仕事をするにあたってはTOEFLが無意味なのかというと決してそんなことはなく、就職活動でもTOEFLのスコアを審査対象としている企業は少なくありません。
留学のために事前にTOEFLを受ける人と同じように、留学へ行きスピーキングやリスニングのような基礎的な、コミュニケーションに基づく英語力を身につける人もいます。
留学するタイミングは逆算して考えると、高校生のうちから準備を始めて海外の大学へ通うスタイルが良いでしょう。社会人でも留学には行けますが、収入のことを考えると、ワーキングホリデーや数週間の短期留学になってしまいます。語学を身につけるのは何かと平行してよりも集中して取り組みたいもの。少し早い気がしても、勉学に集中できるタイミングとなる方が良いのです。
留学斡旋をしている機関を活用すれば、返済不要の奨学金を利用できることもあります。大学独自の奨学金や機関の奨学金、その他色々な制度を活用することで現実的な留学が可能になります。
参考:高校生のアメリカ留学|NCN米国大学機構

TOEFLは学術的な内容が盛り込まれていることから、ロジカルな内容を英語で理解することが求められる企業では審査の基準として取り入れています。
特にTOEFLのスピーキングは研究関連に携わる企業では重視される傾向にありますので、こうした企業への就職を目指している人は、TOEFLを受けてみるとよいのではないでしょうか。
求人要項にTOEFL○点以上といった応募資格が明記されていると思いますので、必要に応じて受験してください。