語学

日本語教育能力検定試験

日本語教育能力検定試験とは

日本語教育能力検定試験とは、日本語教師になりたい人を対象に日本語の専門的知識を有しているかをチェックする試験です。
日本国際教育支援協会が試験を主催しており、受験制限は特に設けられていません。

試験の内容は、

  • 1、日本語教育の基本的知識(配100点):90分
  • 2、音声を用いて、基本的知識理解と問題解決能力(配40点):30分
  • 3、現場における対応力を測定する記述式問題(配100点):120分

2020年度においての受験料が10800円。受付期間は6月の22日~8月の3日までとなっています。試験の結果はインターネットを通じて確認でき、合格者には「日本語能力認定書」が送られます。

国内で受験することや、海外での受験もできます。日本と海外とで受験期日が異なるため、一度公式サイトで受験日を確認しておくことをおすすめします。

試験に合格した後の活躍場所とは

日本語教育能力検定に合格すると、日本語教師として働けます。日本語を学びたいという外国人(帰国子女を含む)にひらがなやカタカナ、漢字の読みや書きを指導することや実際に日本語を用いて話す方法を教えます。

日本語教師になると、日本語学校やスクールなどで日本語を教えることも可能ですし、海外で日本語を教えることもできます。活躍の場は、世界中にありますので海外で働きたいという人や移住したいという人にもおすすめの仕事です。

日本語教師は圧倒的に不足しているといわれています。これから先もどんどん外国人のコミュニケーションが増えると予想できるため、時が経つとともに、日本語教師の活躍の場も広がります。

試験に合格する方法

日本語教育能力検定試験は、難易度の高い試験です。日本語学校の多くが日本語教育能力検定資格をもっているかを採用の基準にしています。

難易度が高いぶん、一人での学習は挫折する可能性が高いといえます。そこで、文化庁が認定している日本語教師養成講座の受講をおすすめします。

日本語教師養成講座では、同じ目標をもった仲間と専門の日本語教員による日本語教育を実施。定期的にカウンセリングを開いて学習状況を把握したり、就職支援を行なったりと、日本語教師になるまでの手厚いサポートがあります。

日本語教育能力検定試験に向けて対策講座も実施。スクーリング(通学)コースや通学するのが難しいという人向けに、在宅で学習を進められるコースもあります。日本語学習には最適な環境になるでしょう。