動物看護技能師になる方法

動物看護技能師は、現在では主催団体がなくなってしまったために、事実上取得不可能になってしまっている資格です。

かつては公益社団法人日本動物病院福祉協会（JAHA）が扱っている動物看護士（AHT）と並んで、愛玩動物医療の資格として有名になった資格でしたが、現在では主催団体が資格を取り扱うことがなくなったために有名無実化しています。

主催団体であった財団法人職業技能振興会では既に公式のサイトを抹消しており、受付をすることもできなくなっていることから、これから動物系の看護業務を目指そうと考えている人は十分に気をつけなければいけないでしょう。

もっともこうした動物看護業務に関する資格が突然になくなるというのは決して珍しいことではありません。

愛玩動物を好んで購入する人が増えたということもあり、ペットビジネスの一環として動物ケアをする資格が一時期乱発されていました。

しかし、結果的に民間資格として一般に定着をすることがなかったために、その後特に大きな告知もなくひっそりとなくなってしまったというような例はたくさんあるのです。

ですのでこれから動物系の業種に就きたいと思っているならば、安易に新興の資格に飛びつくのではなく、今後もきちんと運用をされていくことが予想される団体のものを選ぶということが必要になります。

資格概要、難易度

既に「動物看護技能師」という資格は消えているため、新たに取得をすることはできません。
そのため難易度を計ることは不可能です。

一般的に動物看護の仕事をしていくためにはまずは動物ケアを行う団体の主催する専門学校などに入学し、そこで卒業をすることで自動的に資格が取得されるというのが一般的です。

動物看護の仕事は動物病院に勤務をして、獣医の指導のもと動物の看護を担当していきます。

人間の看護業務と異なり、動物の看護業務に関しては国家資格などは必要とされておらず、無資格でも勤務をすることができるようになっているのが特徴です。

しかし現在ではペットは人間の生活のパートナーとしての重要な役割を果たすようになっており、高度な医療を提供することが期待されるようになっています。

そのため動物看護士として勤務をしていくときには、動物の解剖学や内科学などの基礎的な知識を得ておく必要があるでしょう。

現在動物看護技能師という資格は中止されていることから、他の看護系資格を取得することが勧められています。

動物系専門学校の中には近隣の動物病院と提携している学校も多く、卒業をすることにより毎年一定枠の看護士を採用することになっているところもあります。

動物看護士の仕事は需要そのものは高いので、技術を身に着けて求人を探していきましょう。